自動車関連４２社が破綻 東海３県、下請け中小が大半

東海地域の自動車関連企業はやはり多いですね。 今年1年で破たんする企業が４２もあるそうです。 ８月以降はだいぶ収まってきてはいるようですが、民事再生法の適用申請は３社のみで、あとは自己破産だそうです。 全く返済できないギリギリの状況にあるんでしょうかね。




自動車関連４２社が破綻　東海３県、下請け中小が大半
（2009年12月11日　中日新聞）


　東海３県（愛知、岐阜、三重）で２００９年に経営破綻（はたん）（負債額１０００万円以上、私的整理を除く）した自動車関連の企業数が４２社に上ることが、帝国データバンク名古屋支店のまとめで分かった。

　負債総額は約２７３億円で、負債額が１０億円を超える大型倒産は１１社。ただし、売上高が１００億円を超えるのは３月に事業停止した日本高周波（愛知県豊田市）だけで、３次、４次下請けの中小メーカーが大半。民事再生法の適用を申請したのは３社で、それ以外は自己破産を選んでいる。

　上半期に相次いだ部品メーカーの倒産は８月以降、やや収まってきたが、溶接機械メーカーや、部品を主力とする運送業など、多業種に広がっている。

　同支店は「好況時にも利幅が薄かったり、設備投資の負担が大きかったりと、もともと資金繰りが厳しかった企業が大半。昨秋以降の大減産が最後の背中を押した」と分析。先行きについては「デフレや円高で不透明感が強まっており、業績回復が遅れれば大型倒産が相次ぐ可能性もある」と指摘している。

　同支店がこうした統計をとったのは今年が初めて。

タグ：負債 自己破産 経営破綻 民事再生法