ジグザグかがわ:改正貸金業法、18日完全施行 相談体制強化が急務 /香川 [改正貸金業法]

高松あすなろの会は、とても活発に活動していますね。 そして総量規制については「借金を整理して、生活を再建する最大のチャンス」と。 この会だけでなく、さまざまな場所で、無料相談会も開かれるようです。 香川で多重債務に悩んでいる方、相談してみてはいかがでしょう。[かわいい]




ジグザグかがわ:改正貸金業法、18日完全施行 相談体制強化が急務 /香川
(2010年6月16日 毎日新聞)


 ◇「借金、必ず解決できる」
 改正貸金業法が18日、完全施行される。多重債務問題解決のため、利息の上限の引き下げや、貸し付けを年収の3分の1までに制限する「総量規制」が柱だ。一方、新たな借り入れができなくなり、資金繰りに行き詰まる人が出ることも予想されている。相談窓口の充実などが求められているが、県内の状況はどうだろうか。【中村好見】
 ◇融資制度整備も
 06年12月に公布された改正貸金業法は、段階的に施行されてきた。完全施行を前に、多重債務者らの支援に取り組む「高松あすなろの会」が先月開いた相談会。「追加融資を受けられなくなり、どうしたらいいか分からない」と、消費者金融や信販会社が前倒しで融資審査を厳しくしたため、借りられなくなった人たちが駆け込んでいた。
 この状況を、同会の鍋谷健一事務局長は「借金を整理して、生活を再建する最大のチャンス」と説明。総量規制は、過剰な貸し付けへの規制を強化するために導入された。「年収の3分の1を超える借り入れ残高があるということは、一度きちんとした相談機関に行く必要があるということ」と指摘する。
 同会では、相談に訪れた人たちにまず、消費者金融などの借入先へ取引履歴の開示請求をしてもらう。履歴を元に、借金を利息制限法の利率(15~20%)に引き直して計算すると、大幅に減額したり、過払いになっていることがあるからだ。
 そうして債務残高を確認したうえで、整理が必要な人には、それぞれの生活や収入に合った方法を一緒に考える。本人が手続きできるケースは手助けし、必要な場合には司法書士や弁護士を紹介する。
 県内の相談窓口は、四国財務局や消費生活センター、自治体などにもある。しかし、専門の相談員が少ないことなどから対応にばらつきがあり、司法書士や弁護士の紹介にとどまるところが多い。相談体制の強化や連携が急務だろう。
 また、多重債務者のために求められているのが、債務整理後の生活再建資金などを融資する「セーフティーネット貸付」の整備だ。
 社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」は昨年10月から見直され、連帯保証人を確保できない場合も、年1・5%の利率で借り入れ申し込みができるようになった。
 また、四国労働金庫(本部・高松市)では、債務残高の確認や、債務整理の相談に無料で応じているほか、会員が主な対象にはなるが、低金利での借り換え融資制度もある。上部組織のろうきん協会では、自己破産者らへの貸付制度の導入も検討しているという。
 「借金は必ず解決できる。いままで一人で問題を抱え込んできた人こそ、きちんと相談してほしい」と鍋谷事務局長。同会のほか、県弁護士会や県司法書士会も無料相談会を開く予定だ。
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 【無料相談会】
高松あすなろの会 16~18日10~17時、高松市成合町の同会事務所、087・897・3211
県弁護士会 19日10~14時、高松市丸の内の県弁護士会館(要事前予約)087・822・3693
県司法書士会 19日10~16時、高松市西内町の県司法書士会館、087・821・5701
 【その他の主な相談窓口】
四国財務局多重債務者相談窓口       087・831・2155
県消費生活センター多重債務・ヤミ金融専用 087・834・0008
県東讃県民センター            0879・42・1200
県小豆県民センター            0879・62・2269
県中讃県民センター            0877・62・9600
県西讃県民センター            0875・25・5135
高松市消費生活センター          087・839・2066
丸亀市市民相談              0877・24・8809
四国ろうきん多重債務相談デスク      0120・17・4690

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