東日本大震災:家傾き「崩れるかも」 斜面に造成、那須烏山で2次災害の恐れ /栃木

止む負えないよね。 自己破産しないとやってられないよ。 まじめに働いて建てた家に残っていたローンを抱え、津波で流されたからじゃぁ新しい家を建てましょうだなんて無理な話。 こういう人、沢山いるんだろうな。



東日本大震災:家傾き「崩れるかも」 斜面に造成、那須烏山で2次災害の恐れ /栃木
(3月18日 毎日新聞)

東北地方を中心に未曽有の惨事をもたらした東日本大震災は18日、発生から1週間を迎える。死者2人、けが人5人を出すなど県内で最も被害が大きかった那須烏山市内の一部では、今も家々に崩れた瓦を覆うブルーシートが目立つ。地盤が崩れ、家が傾いた状態の団地住民からは「家が崩れる恐れもあり、2次災害を防ぐためにも行政に対応してほしい」と切実な声が上がっている。【山下俊輔】
 斜面を切り開き造成した同市鴻野山の「鴻の台ニュータウン」。妻と長女と3人暮らしの会社員、遠藤俊さん(39)は地震当日、勤務先から自宅に戻ると信じられない光景を目にした。自宅裏の約2メートルのコンクリート製土留めは崩れ落ち、地盤がゆるんだ影響で家屋自体が50センチ以上も後方にずれていた。塀も倒れ、家の中は家財道具が散乱していた。
 住める状態ではなく、3人は高根沢町の親類宅に身を寄せている。家屋は大きな余震で崩れる危険もあり、万一崩れれば斜面の下にある民家にも被害が及ぶ可能性もある。だが、2次災害の恐れを説明しても市職員は様子を見にくることはなく、遠藤さんは「せめて見に来て現状を把握してほしい」と訴える。
 もうこの家に住むつもりはない。「この先どうなるのか」。遠藤さん夫婦は不安を口にした。
 遠藤さんの隣に住む会社員、福田康之さん(43)宅裏も土留めが崩れた。「家を取り壊したいので何とかしてほしいと市に言っているがだめ」。家の中の至る所にひびが入り、家屋は自宅裏の斜面側に傾いている。「下の家に崩れれば補償という話になる。ローンも残っており、自己破産するかしかない」と嘆息する。
 「被害件数が多く現地調査が進んでいない。速やかに調査に入るための準備を進めている」。那須烏山市総務課の担当者はそう説明した。


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