業界中堅の老舗紙卸商「米山紙商事」が自己破産申請へ

おぉー。
久しぶりに大口の負債額。
私がみてないだけでもっと大口はあるんでしょうけどね。
ネット社会になると、いくら老舗紙卸商であってもてこずのですな。
雑誌は確かに買っていますけどDMとかになると正直そろそろメールなどで送ってきて欲しいって思っちゃうもんね。
要するに紙の無駄遣い。みたいなね。

紙関係を扱う会社も、自分らの行く末を考えないと今後もっともっと生き延びるのが難しくなるんだろうなぁ。




業界中堅の老舗紙卸商「米山紙商事」が自己破産申請へ
(11月1日 帝国データバンク)

 米山紙商事(株)(TDB企業コード:985854951、資本金9000万円、品川区大井1-22-13、代表米山和夫氏ほか1名、従業員80名)は、10月31日に事後処理を安藤寿朗弁護士(東京都港区西新橋1-20-3、電話03-3502-1311)ほか2名に一任し、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1949年(昭和24年)1月創業、54年(昭和29年)6月に法人改組した業界中堅の和洋紙卸業者。洋紙(上質紙、アートコート紙)、板紙、紙工品(封筒、名刺ほか)など扱い品目は1万種類以上に達し、本店のほか、横浜、沼津に支店を展開。主な得意先として東京、神奈川、静岡の印刷業者や製袋・包装紙業者、官公庁を中心に安定した顧客基盤を確立し、98年5月期には年売上高約178億円を計上していた。

 その後は、国内需要の低迷による販売数量の伸び悩みや原油など原料価格高騰による仕入価格の上昇により収益環境が悪化。加えて不良債権の累積などから2004年5月期時点で約16億5500万円の債務超過となっていたが、主力取引先からの支援も得て本店不動産の売却などリストラを進めるほか借入金の圧縮など立て直しに努めていた。

 近年においても、企業の広告宣伝費の削減などによる紙需要の減少など競争は激化、今年3月に発生した東日本大震災の発生により折込広告類は減少、2011年5月期の年売上高は約81億5100万円にとどまっていた。こうしたなか、今年夏には主力得意先から債権譲渡登記が設定されていた。しかし、その後も当社への支援を表明していたことで従前どおり取引は継続されていたが、引き続き資金繰りは厳しい状況が続いていた。

 負債は2011年5月決算時点で約80億3600万円(手形割引約10億6800万円含む)。
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